第43回連載
今回も前回に引き続き第17期令昭位戦A1リーグの模様をお送りしていきたいと思います。
3卓全ての対局が終わり第1節の結果は以下の通りとなっています。
【第1節の順位】
1 小川光 +119.3
2 河野高志 +102.0
3 阿部孝則 +49.6
4 白田みお +43.3
5 多井隆晴 +19.8
6 楢原和人 +17.9
7 津田挙士 +7.5
8 藤井光 △41.6
9 谷井茂文 △60.7
10 藤中慎一郎 △71.6
11 松ヶ瀬隆弥 △90.9
12 仲川翔 △95.6
私は幸い前節に好スタートを切ることができました。
しかし令昭位戦は先の長い戦いです。
どこでどんな試練が待ち受けているのかわかりません。
どんな時でも冷静にやれることやっていかなければなりません。
気を引き締めるのはもちろんのことなのですが、安全策ばかりを選んでいても勝ちきれないのが麻雀です。
その辺りの駆け引きが麻雀の最大の面白さなのかも知れません。
5月22日、A1リーグ第2節A卓。
1回戦は藤井、藤中、仲川、阿部の並びでスタート。
東1局は親の藤井の1人テンパイという静かな立ち上がり。
1本場では12000を藤中から出アガリ、快調に飛ばしていく藤井。
2本場となり私はドラドラの手で役牌を仕掛けます。
しかしここも藤井がアガリ700は900オール。
3本場でも先制リーチで畳み掛ける藤井。
こうなると子方はじっと耐えるしかありません。
しかしここは子方が耐えきり流局。
4本場では私に早い手が入り先制リーチ。
一発で藤井から出て2600は3800。
藤井の大連荘はあったものの大きなケガをせずに済んだので良しとします。
東2局も私はピンフのみをダマテンとして1000を出アガリします。
東3局は親の仲川の先制リーチ。
これに藤井が放銃して2000。
1本場では藤井の先制リーチに仲川が追っかけリーチ。
仲川のカン3マン待ちを藤井が一発で掴んで12000は12300。
次局も仲川がリーチでツモり1000は1200オール。
次局は仲川と藤井の2人テンパイ。
4本場となり一盃口のみをダマテンとした私はこれを程なく出アガリ、1300は2500。
東4局、親番を迎えた私ですが藤井の先制リーチを受けてしまいます。
しかしここは流局して藤井の1人テンパイ。
南1局も藤井と藤中の2人テンパイで流局。
2本場となりラス目の藤中が先制リーチ。
しかしここも流局、藤中、仲川の2人テンパイ。
南2局3本場では仲川が仕掛けてアガリを決めトップへの地固めに入ります。
南3局はラス目の藤中が先制リーチ。
藤中がこれをツモって2000,4000。
オーラス、僅差の3着目で迎えた私の親番。
早々に藤井と藤中から仕掛けが入ります。
私にも早いテンパイが入りますが愚形のため手替わりを待っています。
数巡が過ぎ手替わりの可能性が薄くなってきた私はリーチに踏み切ります。
3人のめくり勝負となりますがここは藤中に軍配が上がります。
満貫をツモられた私は4着に落とされてしまいます。
丁寧に打ち回していたつもりでしたが結果は4着と納得のいかない結末でしたが切り替えて行かねばなりません。2回戦は藤中、仲川、藤井、阿部の並び。
東1局、私に絶好の配牌が入ります。
タンピン三色が見える配牌を構想通りに仕上げてリーチとします。
程なく高めをツモって3000,6000。
次局は藤中がクイタンで300,500。
東3局は親番藤井が先制リーチも流局。
1本場で私がクイタンで交わし300,500。
東4局は藤井の先制リーチ。
藤中の放銃となり3900。
南1局は藤井の混一色仕掛けが決まり2000,4000。
南2局は藤中の1人ノーテンで流局。
1本場では仲川が1500で連チャン。
2本場は藤中の先制リーチ。
これをツモって2000,4000。
次局は親の藤井が役牌を仕掛けて6-9マンのテンパイ。
仕掛けた東を加カンすると嶺上開花となり2600オール。
次局は仲川の先制リーチは1人テンパイで流局。
オーラスの私の親番。
藤井の先制リーチを掻い潜り仲川から2900の出アガリで連チャン。
1本場では私が先制リーチ。
しかしここは藤中に交わされ終局。
2回戦は2着で終了し少しマイナスを返済します。
3回戦は阿部、藤井、藤中、仲川の並びでスタート。
親の私は東単騎の七対子で先制リーチ。
仕掛けて前に出てきた藤井を捉え4800。
次局は仲川が先制リーチ。
藤中のテンパイ打牌を捉え3900は4200。
東2局は親番藤井の先制リーチに藤中の追いかけリーチが入ります。
仕掛けてドラドラのテンパイしている私も勝負に出ます。
しかし藤中に放銃となりしかも裏3。
12000の手痛い放銃となってしまいます。
東3局は私が先制リーチ。
藤井からも追いかけリーチが入りますが仲川が交わして500,1000。
東4局は親番仲川の1人テンパイで流局。
次局は全員ノーテンで南入。
私の親番でしたが仲川に軽く流されてしまいます。
南2局では仲川のドラポンが入り守備に回されます。
しかしここは流局して仲川の1人テンパイ。
南3局は仲川が藤中から12000の出アガリ。
そしてオーラス。
親番でダントツの仲川から先制リーチ。
これをツモって2600オール。
1本場では藤井が仕掛けて1300,2600。
3回戦、私はまたしても4着となり大きく沈んでしまいます。
4回戦は藤井、仲川、阿部、藤中の並びで最終戦。
東1局、ドラドラのクイタンでポンテンを入れた私は4ソーを暗カン。
すると新ドラがなんと4ソー。
タンヤオドラ6のテンパイ。
ここに清一色をテンパイした藤中が飛び込んで12000。
東2局は藤井の先制リーチにドラドラの私も追いかけて勝負に出ます。
しかし藤井の当たり牌を掴まされ8000の放銃。
東3局の私の親番では何と藤井がダブルリーチ。
藤井はこれをツモって2000,4000。
東4局は藤中の先制リーチ。
流局して1人テンパイ。
1本場でも親番藤中から先制リーチ。
テンパイ仲川が放銃して5800は6100。
2本場も藤中3度目の先制リーチ。
またしてもテンパイの仲川から討ち取り12000は12600。
3本場は藤井が先制リーチ。
私もメンタンピンで追いかけます。
先制の藤井が一発で掴んで8000は8900。
このアガリで私はトップ目に立ち南入。南1局は藤中の先制リーチに私は安いながらも5面待ちで追いつき勝負に出ます。
この勝負所を制した私は1300,2600のツモアガリ。
次局も藤井の混一色仕掛けを交わして500,1000のツモアガリ。
トップへの地固めに入ります。
南3局は仲川の先制リーチも1人テンパイで流局。
オーラスは役牌暗刻の軽い手が入り難なくアガリをものにして4回戦はトップで終了。
私は第2節をマイナス一桁でトータルポイントを大きく減らことなく終えることができました。
細かい反省点はいくつかあったものの大きなケガをせず乗り切れたことは大きかったのではないだろうか。
第44回連載へ続く。